メモ

錯乱のニューヨーク
錯乱のニューヨーク (ちくま学芸文庫)

「波瀾万丈の人生を送った映画スターほど、我が強過ぎて決まりきった人生のパターンには飽き足らず、さりとて己の意図を述べるほどには頭が整理されておらず、また事件を記録または記憶しておくほど用意周到でもない場合が多いものだ。そこでゴーストライターの出番になる」

「一六二六年にペーテル・ミニュイはこのマンハッタン島を二十四ドルで「インディアン」から買い取る。しかし取り引きはまやかしである。売り手は土地の所有者などではない。そこに住んですらいないのである。よそから訪ねてきた人間にすぎない」

いくつかコールハース関連の本を読んで、いよいよ読み始めることにした『錯乱のニューヨーク』。楽しいし、楽しみだ。