メモ

最近の読書メモからいくつかをこちらにもメモ。

■レクイエムの歴史
レクィエムの歴史 ---死と音楽との対話 (河出文庫)
グレゴリオ聖歌
・正格旋法:ドリア、フリギア、リディア、ミクソリディア
・変格旋法:ヒポ-

Requiem:requiesco[羅]やすらう、静まる、落ち着かせる

職業音楽家:ジョングルール、メネストリエ

「全ての収穫を終えて、冬の準備が始まる十一月一日が年の始まりとされていて、前の年の全ての死者が戻ってきて転生し、世界がすっかり新しく生まれ変わるとされ、七日七晩にわたって祝われた。十一月一日の前夜は、死者の世界の扉が開けられて死と生の交わる時でもあり、全ての火が消されて、一日に新しい火とともに新しい世界が始まった」


■鉄道大バザール
鉄道大バザール 上 (講談社文芸文庫)鉄道大バザール 下 (講談社文芸文庫)
「インド人は妙な国民だ。彼らにとって、生あるものは全て神聖なのだが、人間の生命だけは例外らしい」

ダヌシュコンディ:もしかすると、エデンの東、本当のノドの地とはここのことかもしれない。

ノドの地:エデンではない土地。追放されし土地。

アメリカ式のパンは、戦争中の非常措置としてセイロンに伝わり、そのまま人びとの主食になってしまった」

「信号無視の歩行者がいない社会とは、つまり芸術家がいない社会ではないだろうか」

アメリカの鱒釣り
アメリカの鱒釣り (新潮文庫)
「かれと屍体を分つのは、まさに、防水防黴艶消し仕上げの緑色アメリフレックス六オンスポプリンの薄いひと皮だけだった」

趣都の誕生[増補版]
趣都の誕生―萌える都市アキハバラ (幻冬舎文庫)
上九一色村の後にわれわれは本当にデザインができるのだろうか。デザインする手がかりを持ち得るんだろうか。

サティアンにおけるデザインの欠落を、社会の情報化と関連づけようとしている。

あらゆるメディアを駆使して信者にマインド・コントロールを施そうとした教団が、建築意匠をこれに動員しなかった。