メモ

次回作の構想。


ぼちぼち以前書きかけていたものの読み返しが終わりそうなので、書き込んだ赤字、および練り直すべき個所をとりあえず整理し、それから続きとなる部分もプロットを作って書き進める。登場人物の設定をもう少し詰める。
・書き進めるために参照する関連書
「いじめ」「大麻」「童話」「音楽」
・目的
エンターテインメント系
青春寄り文学系


上記とは別。どちらかといえば自分の中ではライトノベルを意識した作品。少し1クールのアニメを意識した構成にしたい。おおよそのストーリーは出来上がっているので、細部を詰めるためにアウトラインを作成する。多分、アウトラインさえしっかり作り込めれば、分量を適切に配分してスムーズに書き上げることができるはず。
・書き進めるために参照する関連書
「格闘」「剣術」「狙撃」
・目的
ライトノベル
ノベルズ系


次回のイベント出展用の短編。
「水道」「ラップフィルム」「エレベーター」「水煙草」。
とりあえずの4つ。これだけでは足りないと思われるので、個人的に書けそうなものはどんどん書いていく。

■現状の整理
1.これまでに意識的に削ろうとしていたもの
「性別」
「会話」
「名前」
こうして並べるとキャラクター性みたいなものを排除しようとしていたのかもしれない。それはライトノベルを書くのに苦戦するわ……。
この辺については、だいぶ納得して取り入れることができるようになってきた。というよりは、自分の書きたいものがはっきりしてきたので、それに必要な要素として許容できる範囲がわかりはじめてきたし、抵抗感もだいぶ薄れてきた。けれども少し調子に乗ったり油断すると、また傾いてしまいそうなので、気をつけたい。
ときにはこういうものを意識的に排したものを書いていくのも、自分の本質を見つめなおすのには良いかもしれないので、たまに挑戦してみるかもしれない。

2.文章表現として関心の低いもの
オノマトペ
「比喩表現」
「奇抜さ・実験性」
最初の二つについては、もうかなり早い段階からあまり興味がないので、今後もおそらくそれほど変わらないと思われる。比喩表現については直喩はとくにこだわりなく使うけれども、凝っていたりわかりにくい隠喩みたいなものはなるべく避けていきたい。
奇抜さについては、文学にかぶれて書きはじめたころにはいろいろ考えていたように思うけれど、普通に書いていても考え抜いた物語がしっかりとさえしていれば、それが自然と個性になる、というのが書いたものに現れるようになってきて、意識しなくなった。
どちらかというと実験的なにおいを読者に感じ取られてしまうと、恥ずかしいような気もする(自分が何かを読んでいて、そういうにおいを感じると何だかこそばゆく感じる)ので、なるべく自然に読めるものを書きたい。

3.文章への希望
読み易さ、リズム。
文章は幼稚になりすぎず、それでいてなるべく平易に。どちらかといえば物語に集中して楽しんでもらいたいので、その妨げとなるような文章にはけっしてしないように。しかし、安っぽくはならないように気をつける。
リズムをもっと意識する。音楽的とまでは、まだいかなくても、読者がノッてくれるような文章にしていきたい。
リーダビリティに関しては、自分で作るものについては組版や書体のレベルから、いろいろと試行錯誤を重ねながら改良していきたい。
とにかく、本当に、物語を読んでもらいたいので、いかにしてそれを抵抗なく受け入れてもらえるかが、大きなテーマとしてある。

4.イメージ
自分の書いたものについて、他者からもらった感想の一つに「冷たくて優しい」というものがあって、この言葉がずっと自分の中に大きく居座っている。
冷たくて優しい、という感想、たぶんかなり本質を突いているように思う。対人的な距離の取り方や、不器用さ、できること・できなこと、それらをひっくるめて、どう見えたり感じられたりするのかとイメージしたときに「冷たくて優しい」というのはすごくしっくりとくる。
この感覚は、大切に表現していければいいと、思っている。

5.小説
作品を創造している、その作品は小説である、小説の体をとった物語である。自分の書きたいもの、表現したいものは、物語である。
物語を、なるべく本来の形に近いままに描き出す方法として、文章を書く、という方法を選んでいる。今のところ自分に可能な範囲で、もっとも適切な方法が書くことである。